人気ブログランキング | 話題のタグを見る

清志郎さん、ありがとう


by chikacom
カレンダー
S M T W T F S
1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31

ロンパリンな瞳 僕でいいのかい

好きな交通手段:徒歩
苦手な交通手段:それ以外

なのだけれども、乗っちまったよ、タクシーに。しかも最も嫌いな1メーター!!
だって2km以内でしょ。全然徒歩圏内じゃん!

と言うのも、「どうせもうないんでしょ!」とやさぐれタイガーと化していたところ、夕方過ぎに「当日券あります!」という情報をキャッチしたため。これは、1分でも早く行かないと!

っつーわけで19:00過ぎに会社を出て、明治通りに出やすい道までダッシュ。
いつもはブンブン走っているのにこういう時に限って一台もいないタクシーと、あまりの寒さにガクガクしながら、どうにかこうにか一台ゲット。渋谷橋の手前の信号で降ろしてもらえるようにお願いし、あとはヤキモキ。

結局、15分くらい遅れで到着。
ちょうど「ドロ舟」が始まった時に場内に滑り込んだんだけど、3曲くらいは聴き逃しているはず。
キューーー。

平日のアヴィさんは、「フラカンとやるとドキドキするんだよ、とっととやっちゃおうぜ」と何故か弱気発言。はるくんも、フラカンとやるとドキドキらしい。そして佐藤さまも「フラカンとやると…」って、貴方だけ冗談に聞こえるのはどうしてでしょう。

そういえば、この前のおっさんツアーでもグッと来たんだけども、この日も「ロンパリン」にググッ。CD持ってるけど、ライヴだと余計に迫ってくるものがある。生きてるなって気がする。
歌詞のどこでそう感じるのかと言われたら困るけど、自分にとっては生の歌。
3拍子ってところが良いのだろうか。絶対違うけど。

途中、はるくんがお水をガブガブ飲みつつ緊張の面持ち。
なんと、キーを変えずにフラカンのカヴァーに挑戦するようで。圭介、キー高いのに!!
そうして披露されたるは「発熱の男」。
おぉ、声が(少なくとも序盤は)凄く良く出てる! はるくんスゲー!
…と感動したのも束の間、歌詞をトバし、しかしすべて唄わねばと思ったのかウニャウニャウニャっと詰め込む様子を見て、思わず噴き出してしまった。
そうまでして唄ったのに、その後も何度かトバしてしまう。ガンバレー!
声は若干ツラそうだったけど、魂の叫びという感じでこれまたグッとくる。

この日の持ち時間は、はるくんによると「たっぷり一時間」。
中盤も過ぎて、そろそろ気持ちもほぐれてきただろうと思っていたのに、アヴィさんは相変わらずドキドキが止まらい模様。
はるくんが「絵描き」の前に「コードがいっぱいだから大変だよね。頑張ろう!」と言うと、「俺に振るなよ〜」とグニャグニャ。
しかも、どうやらここはMCを入れる場所ではなかったらしく、「えっ!!」と驚く姿がステキだった。

あれ、何の時だったかな。
はるくんが「皆様の今年の幸せをお祈りします」と言いながら、合掌してペコリ。
そんな御姿を見せていただいただけで幸せだわチクショーメ。

あと、はるくんは黒地の「チェスト!チェスト!チェスト!」Tシャツを着てたんだけど、「こんなに色のあるピーズは珍しい」とニンマリ。いつもは色のない世界にいると言ってたけど、そうかなぁ…??

LIQUIDでやるのは、約1年ぶりとのこと。
ここは床がしっかりしているのが良いねぇと言いながら、はるくんとアヴィさんはドンドンと踏みしめる。特にアヴィさんはその動作が気に入ったのか、執拗にドンドン。足場は大事だろうけど、そない踏まんでも…。

最後は「脳ミソ」。
ゲストに竹安さんを迎え入れ、アヴィさんとのギター対決の火蓋が切って落とされる!と思いきや、前にグイッと出過ぎたのかシールドが抜けて竹安ギターの音が聴こえないというハプニング。アチャー。
それでも1本のマイクでアヴィさんとともにコーラスしたり、懲りずにグイグイ前に出たりとアグレッシヴなプレイを。色男!

何故かアヴィさんが「竹安です」と自己紹介。
そして、ドラムの台からジャンプしてアンプを越えたよ! さすがの跳躍力。
かっこええわーーー。

そしてフラカン。
グレートは、優勝記念ということでドラゴンズのユニフォームを着用。
オーバーオール姿じゃないと見ている側も落ち着かないのはどうしてだろう。

1曲目「脳内百景」から、圭介は動く動く。
右に左にピョコピョコ跳ね、グレートにぶつかりそうになりながらもゴロリと転がり、頭からそのテンションで残りは持つのかしら…と心配になるほど。
その勢いにこちらも大腕フリフリ応えたかったのだけれども、重たい荷物をかけてる上に後ろのゴミゴミしたところにいたもので、大きなアクションは断念。
なので「BABY踊ろう〜♪」は、圭介の腕の動きに合わせて自分もユラユラ右左。
これだけでも楽しいや。

続く「ロックンロール・スターダスト」も、腕を振り上げるのは断念。
ちょっと寂しいわと思っていたら、「It's MY LIFE~♪」の件では無意識のうちにハンドクラップをしてた。そして、「スターダスト スターダスト スターダスト」の後にヒューっと背伸びしてた。
無意識、怖い!

ところで、ミスター小西の代わりにキュウちゃんが叩いていたんだけど、何だかカチコチしてる。ピーズご一行様のみならず、キュウちゃんも緊張しているのかな? サポートも、一旦はサンコン氏にバトンタッチしていたわけだし。
と思ったけど、やっぱりキュウちゃんのドラムは素晴らしいなぁ。
曲が進むにつれて増す一体感がハンパないや。

そんなキュウちゃんに向かい、圭介は「ミスタークハラ」と。
でも「小西」と比べると言いにくいので、「ミスターキュウ? ミスキュウ?」と落とし所を探る。キュウちゃんは苦笑い。そしてグレートは「うん、それ今考えなくて良くない?」とごもっともなご意見を。

ちなみにグレートはユニフォームを着るくらいドラゴンズの優勝を喜んでいたんだけど、一方の圭介はあまり興味がない模様。「全然そんなことないよ」と言っていたが、リアクション薄っ!
と思ったけど、何故かキュウちゃんに「ミスタークハラ選手」と言ってしまい、「あ、野球の話してたから選手って付けちゃった」と影響は受けていたご様子。

「カッセーカッセー」言った後、ニュー・アルバムから「チェスト」。
サビでムンムンと手刀を繰り出すもので、ビール瓶とか割っちゃう人がわんさかいたら大惨事になるなぁ…と勝手な妄想を繰り広げる。ザッと会場を見渡したところ、手刀を振り回している人はいなくて一安心。
こめかみとか当たったら、素人のでも痛いっす。

「はぐれ者讃歌」もまた、沁みるわーと思いながらのんびりと観ていたんだけど、また気付いたらしわを合わせてた。条件反射って怖い。
いやー。ピーズも含めて会場に入ってからずっと一曲一曲にドカンドカンと圧倒されっぱなし。心の中まで入り込まれっぱなし。色々と揺さぶられっぱなし。ハンパない。

そうだ。
フラカンは、今年メンバー合わせて6本骨折しているそう。
まず、圭介がアバラを2本骨折。
で、治ったかなーと思った頃にミスター小西が右足3本。
これまた退院してリハビリを始めた…と思った途端にまた圭介がアバラを1本。

…って、えっ???

先程からのオーバーアクションはアバラを折った人の動きなのかい…?
思いっきり転がってたけど、痛くないのかしらん。アドレナリンが出てるから?

圭介は、「上の方を折ったら大変だけど、下の方はむしろ折るべき。それで骨密度の低さとかわかるから」と超前向き発言。入院の必要もないそうで、「湿布は貼ってるよ」とお腹をペロンとめくって見せる。
貼られた湿布には「爆発」と書いてあった。
後方の私でもしっかり視認できたので、よっぽど太いマッキーとかで書いたんだろうなぁ。
グレートは競い合うように骨折する圭介に「負けず嫌い?」。

にしても、圭介細っ!!
ムダ肉が一切なく、だいぶ反省。
まぁあんだけのオーバーアクションを長時間、しかもほぼ毎日、それを何年も続けているわけだしね。
タプンタプンの自分を猛省。もっと頑張って走らねば。

先ほどピーズは「発熱の男」をカヴァーしたけど、今度はフラカンがお返し。
「クズみたいな…あ、そんなこと言っちゃダメだ」と逡巡しつつ、「クズんなってGO」を。
「GO」と言っている割にはイケイケではない切ないナンバーを、これまた美しく演奏するフラカンの面々。あー、また心のあちこちを絞られてしまう。
カッスカスなのに、続く「口笛放浪記」でさらにカッスカスにされてしまう。
はぁぁ。
で、また「東京タワー」でもカッスカスにされた。
もう何も出て来ないっす。無理っす。

何の時だったかな、フラカン(キュウちゃんも含めて)は全員41歳で厄年という話を。
厄払いに行ったのは、竹安さんとキュウちゃん。
圭介はそんなの信用してないと言って行かず、グレートは数年前まで自分がキリストみたいな風貌だったために「こいつはいいんじゃねーか?」と神様に思われそうだったから、だそう。
で、ミスター小西は意外と欲深いために2回行ったみたいで、それで神様同士がケンカしたから骨折したんじゃないか、という新説が。
一方で主犯格と目されている人は「足のお加減はいかがですか」と敬語でメールしているというのに。。。

竹安さんがお祓いに行った際、目を瞑ってたら「カラカラカラ…」という音が。
何気なく見てみると、シャラシャラ振られてた鈴が落ちて転がってきたようで。
縁起悪っ!!

それを聞いた圭介、「その落ちた鈴が僕かも。鈴木だし」。
グレートに美しく流されていた。

そうだ。竹安さんのこの話はメンバー紹介の時だったんだけど、圭介はとにかく声を張る張る。曰く、「ブルース・スプリングスティーンから脈々と受け継がれる、メンバー紹介を張り切る」パターンなんだそう。
で、キュウちゃんを紹介した後に「ミスターァァァァ クハラァ~♪」と「Mr.Moonlight」の節で。
続く「Mr.クハラ モヒカンー♪」には、すぐさまグレートから「そのままだね」。

そんな圭介は、ミスター小西から「圭くん、これ食べなよ」とジャコの入った袋を渡されたんだそう。自分も肋骨折ってるし…と思ったものの、ライヴには出れる程度だし、むしろあんたに必要なのでは…という思いが頭をグルグルしたそうだけど、中学からの同級生の優しい心遣いにホロリと来て、結局貰って帰ったんだと。
良い話のような気がするけど、どうなんだろう。

「恋をしましょう」は、いつもよりマイクスタンドを掲げるアクションが少なかった。
ライヴ終盤だから普通に疲れたということもあるだろうけど、これも肋骨の影響かな?
逆に、持ち上げた時は「痛みとかないのかしらん」とヒヤヒヤ。
心臓に悪い!!

本編の最後に何をやったのか忘れてしまったうえに、アンコール1曲目も忘れる大失態。
2曲目は、圭介が「グレートと一緒に踊ってくれるか!」と叫び、「真冬の盆踊り」。
荷物あるからヨサホイできん…と哀しくなりつつ、胸の前くらいで小さくヨサホイ。

曲が進んで行くと、袖からカラフルな人達がやってくる。
赤いツナギのアヴィさん、青いツナギのはるくん、黄色いツナギのシンちゃん。
そして平服のヨーチ。
しかも全員松葉杖をついている。
まさかのミスター小西コス!

最初、圭介は気付かずに唄ってたんだけど、あまりのどよめきにふっと横を見る→崩れ落ちる。
確かにそうなっちゃうよね。。。

一旦演奏を止め、まずは「ブラックジョーク過ぎる!」と動揺を見せる圭介。
少し落ち着き、「僕とかグレートのコスプレでライヴに来てくれる人はいるけど、小西は初めてかもなー」としみじみしていた。グレートはともかく、圭介のコスプレってどんなんだろう。カポッとした髪型?
そして、フラカン一同の動揺など一切気にしていないのがピーズの3人。恐らく急遽引っ張り出されたであろうヨーチは、居心地悪そうに竹安さんよりさらに下手寄りにヒッソリ。

色合いから、これはミスター小西のコスプレではなくシブガキ隊では?という話になると、アヴィさんが勢い良く自分のことを「モックン!」と。
フラカン一同から「ヤックンでしょ」と言われるも、頑として「モックン!」。
続くハルくんは「ヤックン!」。見た目的にも「フックンじゃないの?」と言われるが、頑として「ヤックン!」。
そして我らが佐藤さま。フックンかと思いきや、カレー大好き黄レンジャー。
随分と新しい編成のシブガキ隊だこと。
そしてヨーチは、「後ろで観てたのに、急に松葉杖余ったから来いって…」。「どうせだったらツナギも着たかった」と。確かに、今のままでは普通に足をケガしたヨーチだものなぁ…。

一通り紹介が終わったところで、ヨサホイ再開。
「ヨサホイヨサホイ モックン!」でアヴィさんがヨサホイ。「ヤックン!」ではるくんがヨサホイ。「黄レンジャー!」で佐藤さまが「カレーが好きや!」。何故関西弁なのか、この際もうどうでもいいや。
ヨーチも、「キング!」と振られてヨサホイ。

そして、そのままキュウちゃんに「まだまだイケる!」と延々とヨサホイさせる。
全員にグルッと囲まれつつ、そして松葉杖軍団には杖を向けられつつ、キュウちゃんはひたすらヨサホイとシャウト。キュウちゃんを中心に、放射状に人が並んでいる姿は綺麗だったなぁ~。

フラカン曰く、ピーズとの対バンはいつも「乱痴気騒ぎ」。ステージも打ち上げも。
今回はその一端が観られて大満足。
客電もつき、追い出しBGもかかって人がわんさか出て行っていたんだけど、「さすがにシブガキ隊のままじゃ終われない!」と言いながら、ダブル・アンコールをやってくれた。
曲は「サヨナラBABY」。

一瞬前までの狂乱とは打って変わった柔らかなメロディに場内がうっとり。
あーもう。たまらんですな。

終わった時は22時過ぎ。
外が寒い!!

いつ言ったのか忘れたけれども、ライヴが進むにつれて圭介の瞳のキラキラ感が増してきて。
「今日、ここに来てくれた人たちは、チケットも買ってくれて、このためにバイトを休んだからその分のお金をもらえなくて、そしてこういうところに来たら風邪をひくから医療費もかさんで…」と色んな心配をしてくれる。
で、そういう大きな対価を払ってもこんだけ人が来てくれたことを幸せだと喜んでくれた。
そして、バンドを長く続けていくために必要なことがわかった、と。
「ギターソロがうまくなることよりも、モヒカンをどんどん高くするよりも、フレッシュで居続ける」だそうだけど、何故モヒカンを高くする…コック帽的に高さと偉さに関係があるのだろうか。。

あとは、新譜について。
「これが売れなかったら、どうなるかわかってるよね? 別に東京ドームでやりたいとかそんなことは言いません。ただ、ずっとこのバンドで活動を続けたいんです。みなさんの協力如何では、45歳でバンドが終わってしまうかも」と脅しにかかる。
そんなー。
ついでに、12月のAX公演についても「来なかったら、どうなるかわかってるよね? ただ80歳くらいまでバンドをやりたいだけなんです」と訴えてくる。
おぉぅ、どないしたらええんや…。
ちなみに12月4日は、ミスター小西の誕生日であり、彼の復活予定日でもあるんだよね。
んんぬーーー、この日は色々とカブっている…。
とりあえず、アルバムは買う!
by chikacom | 2010-10-27 19:18 |