人気ブログランキング | 話題のタグを見る

清志郎さん、ありがとう


by chikacom
カレンダー
S M T W T F S
1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31

順応ってなんだ? それ本当に必要なのか? 気まずい空気を吸い続ける努力が報われた歴史を 僕は知らない

朝7時半頃にコロコロ起きて、貧血の体にお茶を流し込む。
お茶だけじゃどうにもならなかったので、豆腐も流し込んでみる。
そうこうしているうちに、大切なことを忘れていたのを思い出し愕然。
…。きっときっと、どうにかなるじゃろうて。

そして両親と合流してウニャウニャ。
お散歩したり何だりでウニャウニャ。
せっかくだからまた伊勢丹カードを作りたいと母が言うもんで、3人で伊勢丹へ行く。新宿の。カードを申し込んだらユーハイムのシャイベンがもらえた。ちょいとラッキー。

で、何故かマクロビのカフェへ行く。
有機コーヒーが美味しかったが、何故そこに行ったのか私にはちょいとわからず。
でも、数時間後に凄い勢いでお通じがやってきた。
恐るべし、マクロビ。

そんなこんなで腹痛のあまりどうしようか迷ったけれども
程よい時間に程よく落ち着いたのでZher the Zooへ。
「お目当てのバンドは?」と聞かれて困ったが、前の人が「ANATAKIKOUです」と言っていたので「トモフスキーです」と言ってみる。今回の場合、どちらが目当てってワケでもないし。

かなりパンパンだったので、後ろの段上へ。
ここからだったらギリギリ埋もれずに見えるし。
そうこうしているうちに「CROCODILE」が流れてANATAKIKOU登場。
彼らこそ、年単位で久しぶりやも。最後に観たのは一体いつ???
思い出せん。
でも、そんなに久しぶりだというのに彼らは何も変わっていない。
アレンジがちょっと違ったところで本質はまったく変わらない。
もちろんいい意味でね。
そこが本当に凄いと思う。大御所バンドじゃあるまいに、この存在感。
そして、みなぢが激しく可愛い。

そんなANATAKIKOU、「オオカミ少女」からスタート。
松氏のシャウトが初っぱなから冴え渡り、腹筋が痛くなってくる。
そんな松氏だったが、以前トモくんとの対バンツアーをした際に物凄くプレッシャーをかけられたことを未だに根に持っているようで、仕返しとばかりに「トモさんがこの後もんの凄いステージをしてくれますからね」とプレッシャーをかけていた。
1人ならまだしも、果たして大木兄弟にそれが通用するかどうか。

松氏は相変わらずほくちゃまにゾッコンのようで、「『これ』って言うの禁止」とかで絡んでいく。そんなほくちゃまは、「旅の別れ」前(だったかな?)に意気込んでギターを弾こうとしたらチューナーを踏んでて音が出ない松氏を間一髪で助けるなど男っぷりを上げていた。
さすがほくちゃま!!

新曲が多くて久々参戦組としては戸惑ったけど、やっぱり彼らが変わらないもんで全然寂しくない! 久々の人にも優しいね!
でも、何か全体的にANATAKIKOUが…というか松氏が大人しかったような。
やっぱりトモくんがいることで緊張しているのかな。
MCで「今言うべきか、最後のMCで言うべきか…」と悩み、みんなから「言っちゃいなよ!」との声を受けて話し始めたのだが…。歌詞が全然できなくてトモくんにメールをしてというところまで行くと、何故かモソモソし始めるほくちゃま。
ほくちゃまが動くもんだから、そちらを見つめてしまう松氏。
そして話を中断して「どうしたん?」と。ほくちゃまはただ単に熱かったから上着を脱ごうとしていただけだったのだが、「ピンク(のシャツ)脱ぐの? 大丈夫?」と、話は結局どこかへ飛んでしまった。何だよ、気になるよ!!

あと何の曲の時だったかな、お客さんの「○○(曲名)好き!」という言葉を拾ってお礼を言うほくちゃまに、「めっちゃポジティブやなー」と言う松氏。
それに対して「ポジティブやで。ネガティブやったらもっと早うに死んでるわ」とほくちゃま。その内容よりも「早うに」という言葉に松氏は反応し、そして私は2人の仲の良さに目を細めるだけでござんした。そういや、藤井さんもみなぢも一言も発していないぞ。

「WOMAN RECORD」の前に、コールアンドレスポンスを強要(?)してきたのだが、もはや何を言っているのか判断できず…と思いきや、どうやら「何やらかんやら(ここはサッパリわからん)ヨヨギ!!」と言っていた模様。なるほどなるほど。
でもすぐにまた別の単語に置き換えていたような気がしないでもないのだが。

そして唐突に「今ねー、モノトーン・ヴィレッジ言いましたけど、代々木は全然モノトーン・ヴィレッジ違いますよね」などと言い出すが、代々木ってそもそも谷じゃないような。
ぽかーんとしている我々を置いて、ラストは「最後の夕景色」で美しくシメるANATAKIKOU。こういうところ、本当にニクい。結局のところ何やかんやで松氏のペースに持っていってしまうんだもんなー。
新曲いっぱいやっていたけど、新譜きらないのかな。
楽しみに待っておりますぜ。

後半はトモくん。
の前に、「最後の夕景色」が良かった旨を一緒に行く予定だったshun-isaさんに報告。
するとだね、最強トリオでお茶していると言うではないか!
これはお邪魔したらいかんと思い、代々木はモノトーン・ヴィレッジではなかったという松氏のお言葉だけメールしたら… 御丁寧に写メが返ってきた。
醤油を持っている人はさておき、我らが永遠の幹事長がブレているのだが。
「メインがブレとる!」と抗議すると、醤油の人が「それってどういうこと?」と言っていたそうだが、こちらとしてはどうして醤油を持ち歩いているのか、そしてちょっと古いことの方が気がかりだ。

ということはさておき、大木兄弟がステージにのっそり出てくる。
我らがアイドル、大塚さんは「あの鐘を鳴らすのはあなた」でも唄いだしそうな髪型になっていた。何かイヤなことでもあったのだろうか。

「歌う43歳」から始まり、何と次は「天才ワルツ」!
大晦日には「天才じゃないから」という理由で拒否した名曲がこんなにアッサリ聴けるだなんて。ってか、はるくんの顔色が悪いように感じたんだけど、体調でも悪いのかな。
それともただの気のせいかな。
後は曲順とかよく覚えていないが、5曲終わった時点で「立て続けに5曲もできた!」と嬉しそうに報告していたそのお顔が眩しかった。
どうもおしゃべりがしたかったらしく「世界で一番野球が強い日本の、代々木でライヴができて幸せです」と言いだし、その後は中々に止まらない。
イチローが最後に見せたポーズを繰り出したり、マイクをバット代わりに振り回そうとしたり、何だかとても楽しそうで、観ている側としても嬉しい限り。

その後、新曲「最初から下に置いておくんだ」が始まる前のやり取りが面白かった。
この日、何故かトモくんだけ30分遅く集合時間を告げられていたために夕方のリハができなかったのだそう。でも、「最初から〜」の2コーラス目Aメロで「フーッ!」というかけ声がどうしても欲しかったそうで、ここから公開リハが始まる。
なお、お兄様は「だったら前のバンドの時に言ってくれれば良かったんじゃない?」と提案したが、トモくんの「俺はANATAKIKOUを観るよ!」に対してすぐに「その通り!!」と前言撤回。トモくんも「これが俺たちなりのANATAKIKOU」だの「ANATA様KIKOU様」など、終わった後にも彼らにプレッシャーをかける。まぁ、こちらとしては公開リハを観れるのも嬉しいものなわけで。

全員がすぐに理解していい感じになったところで、演奏スタート。
と思いきや、毎回歌詞が変わるということで最前列にいた人に3/29バージョンの歌詞を持たせていたんだけど、これが中々に厳しい条件。「目が悪いから、グっと突き出してね。サビは覚えてるから下ろして休んでいいけど、2コーラス目が始まったらすぐにまたグッと出すんだよ。ちょっとでも揺れたら…殴る!!」。これに対し「同じ人間とは思えない」とお兄様。トモくんが「誰と?」と言ったら「…イチロー?」。この掛け合いも凄い。
おまけに、練習ではちゃんとできたのに、お兄様は本番ではニヤニヤしながらわざとテンポを送らせて「フーッ」と言うなどイタズラ放題。良いですねぇ、実に良いですねぇ。

さて、ANATAKIKOUのライヴ中に松氏がプレッシャー返しをしていたが、大木兄弟は「ギリギリ聞いてない」とのこと。あぁ、このいなされ感。上間善一郎にしれっと「それ、サマーセーター?」と言い放った松氏のようだ。あの時のライヴは凄かったなー。

ということはさておき、タオルをぐるりと頭に巻いて「ブルーハーツの人」と言ったり、「少年時代」をかなり大きな声でハミングしながら「これBGMだから何か喋って」とムチャぶりしたり、はかまだ卓を威嚇したり、反撃されたりと超フリーダム。
なお、「少年時代」のくだりでは、お兄様が「今日は来てくれてありがとう」などと語って尻拭い。仲良しこよしだ、これ。

そんなふにゃふにゃトモくんなのに、曲は本当に凄い。
終盤の「SKIP」なんてヤバいとしか言いようがない。
最初から最後まで一語たりとてムダがなく、それがメロディにパッチリはまっているのも凄い。これはしばらくヘビロになりそうだ。

ラストは「我に返る〜」→「スポンジマン」→「ワルクナイヨワクナイ」。
「スポンジマン」の前に大塚嬢が披露していた動きを見て「新しい! 新しすぎて何とも言えない!」とトモくん。そしてお兄様は見事にその動きを我が物にしていた。スゲー。
あとはかまだ卓は、サードクラスのワンマン告知を。
ベースをベイビーが弾くという話になった時に、「今朝テレビで見ましたよ、あのベイビーさんですか?」と割り込むトモくん。ベイビー、何のテレビに出てたんだろう。

アンコールでは、井上陽水に加えて吉田拓郎、そして中村あゆみのモノマネが飛び出す。あ、そうだ。パントマイムをしたら意外と上手で客席から「ウマイ!」と言われ、「そんな風に言われたらシャレにならなくなるじゃないか!」と照れていたんだった。
そして、お兄様は傍らでE.YAZAWAのマネを。もはや何が何だか。
ちなみに、こんな風に自由にモノマネを繰り出す弟に向かって「お前ん家じゃないんだから」とはるくんがボソリ。すると聞き間違えたトモくんは「高円寺?」。はるくんがまた「お前ん家」と言うと、「高円寺でも俺ん家でもないね」と。何だそれ!

なお、最後の最後になってようやくZher the Zooのアニバーサリー話に触れる。
「4周年? あぁ、同い年」と適当に言うトモくん。が、お客さんから「3周年!」と訂正されると「3周年? あぁ、同い年」とまったくへこたれていないという。すげー。
これは、松氏が何だか霞んでしまっても仕方ないだろう。。。
ANATAKIKOUに対しては「いやー、大阪の人が前にやってくれると明るくなって良いですねー。今度からずっと一緒にやりましょうかね」などとも。
可哀想なANATAKIKOU、終わった後にもプレッシャーをかけられるなんて。
しかも無邪気に。

あとはずっとイチローのモノマネをしていたが、最後の方で「あ、先に言っとくべきでしたが… 僕はイチローじゃないですからね。TOMOVSKYって名前でミュージシャンをやってます。イチローを待ってた皆さんすみません。こんな茶髪のシワシワボーイが出てきてしまって。おまけに端っこに同じような顔がいるし」と、もはや誰に向けているのかわからないメッセージまでも飛び出す。
すべてを拾わないお兄様も、それはそれで愛なんだな。

ラストは「無計画とゆう名の壮大な計画」…だったと思う。
最後の方一緒に唄った気がするし。

さてそんなトモくん、6月にワンマンをやるのだそう。
またO-WESTで。
詳細わかったら、今度こそチケットを取ろうっと。
4月はあんまりライヴないって言ってたけど、ARABAKIあるじゃんと思ったらそれはお兄様でござんした。とんだ勘違い。

あと印象的だったのは、「チューニングもしたいし、おしゃべりもしたい。そういう時は間をとって何もしない」と言い放ったこと。それでもいいと思うけど、ライヴ中よ!

帰る途中で『太陽の塔』を読了。
最後の延々と水尾さんのことを語る場面が何度読んでも秀逸すぎる。
特にラスト数行、「彼女は〜」以降。
読了してからも、そこばっかり何度も何度も読み返してしまった。
恥ずかしかったけど、買って良かった!
でも、食費や光熱費を削ってまでも当時買っておけば良かったと後悔したことも本当だ。

夜、やっぱり隣がうるさい。
パーティーではなかったが、何故夜中に大声で話す必要があるのだろうか。
by chikacom | 2009-03-30 19:38 |