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清志郎さん、ありがとう


by chikacom
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人生を背負って 大ハシャギ 1

行って来ちゃった。
オールスター男呼唄 秋の大感謝祭-愛されたくて…四半世紀-
渋谷AXにて行なわれた、怒髪天の25周年記念イベント。

19時AXなもんで、気持ち早退してダッシュ。ダッシュ&ダッシュ。
相変わらず公園通りの坂を駆け上がるのはしんどすぎる。
にしても、人が続々AXに吸い込まれていく様は壮観なーり。

中に入ると人がギュウギュウ。「右側の方が比較的空いてまーす」とのことだったので、大人しく王子側へ。そして気付く。何も考えてなかったが、右耳が弱い私には致命的な場所じゃないか…。まぁいいや、お祭りだし。

実は、構成およびゲストについては「怒髪天びいきの人限定で教えても可」という方針のおこぼれにあずかって事前に小耳に挟んでいたのだが、実際にミラーゲートがドーンと置いてあるところを見ると、それだけで感無量。荷物が邪魔だったけど、ふら〜りと真ん中付近まで進んで行く。

と、オープニングを告げるアナウンス(たぶん増子さん)が響き渡り、タキシードを身に纏った4人衆が大歓声に迎えられて登場!
しかし、サクサク進まないと時間が足りないってことで、まずは司会を呼び込む。
ロマンポルシェ。!! しかし、優光さんは缶ビールを呑んでいるだけで実質的には掟さんの一人舞台。何なら、優光さんにはマイクすらないという。

ロマンポルシェ。いじりもそこそこに、まずは1組目がコールされる。
暴動 from グループ魂 + JAPAN-狂撃-SPECIAL!
方々からはクドカンコール。クドカンはそれに呼応するように…前歯を出してた。
楽曲は「欠けたパーツの唄」で、結構重たくカバー。

演奏後は上手に集って怒髪天メンバー+掟さんとおしゃべり。
クルーは今回の出演者で最年少だそうな。そうかー、そうかーーー。
自分の中ではいつまでも最年少=ナガイケジョーというイメージがあるのだが
よくよく考えたら大間違いにも程がある。

なお、中央ではバタバタとステージ転換をしているわけで、この間を面白トークで埋めていくそうな。しかし、どれだけ盛り上がっていても次の準備ができ次第トークをブチ切りにして演奏がスタートするというルールがあるらしい。
まず語られた面白トークとしては、今日は頼んだ99%の人が来てくれたと増子さん。ギャラは1万円+バッヂ+ステッカー+ラー油だそうで。で、楽屋のビールは呑みたい放題とのこと。早くも楽屋は大宴会場状態になっているようで、ってことはこれから出てくるのは赤ら顔+千鳥足の人ばっかりなのだろうか…。

2組目は、SCOOBIE DO。
シュウは白スーツに赤シャツだったのだが、白いスーツは掟さんと、赤いシャツは兄ぃとかぶるという奇跡。よく着ている色だし、おめでたいしってことでのチョイスだそうな。

シュウは開口一番、「ちゃんとギャラを貰いました!」とポッケからラー油を出す。
「ではこれを300円から!」と勝手にオークション販売しようとしたり、意外とやりたい放題。
そんなSCOOBIE、曲は「怒髪天史上最もソウルフルでダンサブルな曲を」ということで「ドンマイ・ビート」。これはてっきり本家(ケイタイモ)がやるものだと思っていたのでビックリ。
しかも、みんなで歌いたいからということで「ドンマイ!」と書かれた大きなプラカードを担いで。
リーダーが、結構王子のギターを忠実に再現していてビックリした。リーダーって「ギターと女を泣かせる男」なわけだけれども、この日は男をも泣かせる感じで。そして、それはさておいて男前だわ。
確か、感想でシュウ、リーダー、ジョーの3人がZOOみたいにぐるぐる回ってた。

トークでは、シュウが「ドンマイケル!」と言い、客席からはブーイング。
で、ギターについて王子とリーダーがお互いを褒め称えあう。
「そんな中恐縮ですが、準備が出来ました」とブチ切り。

3組目はフラカン+奥野さん。
5人ともこの日のイベントTシャツを着用。圭介とグレートは黄色、あと3人は黒の方で。
で、何故か演奏前に早々と上手へと向かう圭介。何度か「これは後だから!」とたしなめられ、ようやくセンターへ。すると、セッティングされたマイクの位置が高過ぎたという悲劇が。
いつものローディーさんだったのに何故…?
楽曲は「全人類肯定曲」。先ほどのスクービーよろしく「みんなと歌いたいから…プラカードカモン!」と、シュウが持ってた「ドンマイ」プラカードを担ぐ。で、「あ、間違えた!」と言ってくるりと裏返す。と、結構小さい文字で「生きてるだけでOK!」と書いてあった。さっき作ったのかしら?

奥野さんは早々にテンションを上げての行動に出る。が、内容については「ブログには書かないでねー☆」と言っていたので、真に受けて書かないことにする。でも奥野さんっぽくなかったなぁ。

圭介とグレートはTシャツの話をして「これ、完全にファンだよね。出演者と思われないから『あー、ライヴ行ったんですかー?』とか話しかけられそう。『良かったですよねー、超感動したー』とか言うけど」とのこと。また黄色いTシャツについてはグレートが「『24時間テレビ』っぽいよね。ここ2人(圭介+グレート)欽ちゃんと徳光さんみたい」と。すると圭介が「俺ら欽ちゃんに似てるもんね」と間違えてフォロー。そもそも圭介とグレートが似てないというのに。

フラカンは翌日札幌ライヴとのことで、それでも駆け付けてくれたことに増子さん感動。あと「全人類」については「深夜高速」に影響されて作ったから、フラカンにやってもらえて嬉しいって言っていた。何故か明るい曲になってしまって…おかしいなぁと言う増子さんの姿が果てしなく可愛らしかった。

4組目はウエノコウジ+キュウちゃん+桃野。ギターは王子。
増子さんは横から「お前、このリズム隊は高いぞ!」と茶々を入れるが、それに引きつった笑顔を向ける桃野。完全なるド緊張。緊張のあまり、いつもより背筋が伸びていて背が高く見える…。
そんな彼ら、「ダメな男の俺が歌いますから!」と桃野が言って「宿六」。
しかし、Aメロに入った途端に桃野は歌詞をガッツガツにトバしてしまう。左腕にみっしり歌詞を書いて来ていてそれをじっくり見ながら唄ってたんだけど、それでも後もトバしてしまう。いやー、そりゃ緊張するだろうよ。道民からしたら大変な人達に囲まれてるんだもんね。

トークでは、歌詞をトバしたことを突っ込まれる桃野。増子さんに平謝り。
増子さんは「参観日のお父さんの気分だった」と言いつつ「でも、俺もあそこいつも間違えちゃうよ」と優しくフォロー。しかし逆に桃野は恐縮→それを面白がって「いや、逆にどこも間違えてない」と兄ぃ。
あとはちょっと驚きのお話が。どうやら「宿六」をやりたいと言い出したのはウエノコウジだそうで、その理由は「チクショー!」を言いたいから。リハのみならず自主練までも頑張り、さていざ本番だったのに、本番では何故かその時にマイクから離れた場所でベースプレイに熱中していたという…。
思いっきり後悔しているようで「もう一回やっていいですか? あーもう、次のワンマンで『宿六』だけ俺にやらせてください」と直談判。お正月? ひょっとして…?
増子さんからのオファーについて、桃野は「この件について初めてのメールだったのに、件名が『承諾サンキュー』だった」と衝撃の告白。でも自分ありきで増子さんが構成を練ってると考えたら、眠れないくらい興奮するだろうな。
そんな先手を打ちながらオファーしていた増子さんだけど、まだオファーどころか構成について誰にも何の話もしてない段階でウエノコウジから「俺にオファー来てないんですけど! 絶対行きますんで!!」とラブコールがあったそうだ。どこから漏れたんだ…?とこれまた不思議そう。
そして、全然関係のないところでウエノコウジは「チクショー!!!」と叫んでいた。いやいや、でもきっと曲中じゃないと満願とはいかないやろね。

5組目。
この衝撃を文字にすることはたぶん不可能だ。
メンバーは地獄の双子こと大木兄弟、カタルさん、ナボさん、そして王子。
って、王子活躍し過ぎ!
増子さんは「この兄弟を誰も止めることはできないですから…」とあきらめ顔。ちなみにステージでは2人が嬌声を発しながら所狭しと駆け回っていたわけで。無論、赤ら顔。でも、2人で色違いの怒髪天Tシャツを着ているのが、仲良し兄弟って感じで。
ハルくんはマイクをむんずと掴み、「俺の小指は立っている!!」と言いながら小指をピーン。どうしよう、高尚すぎてわからない。トモくんはさて演奏スタートというタイミングで「水を飲むぞー!」と水を飲み出す。増子さんはその様を見つつ、「はい、では先輩たちの良いタイミングで始めてくださいね」と。

曲は「俺達は普段焼酎か日本酒しか呑まないけど、今日は呑んでやる『ビール・オア・ダイ』!」
そして演奏が始まる…と思いきや、王子のギターが鳴らずに仕切り直し。
必死に謝る王子の姿が素敵だった。
で、セカンド・チャレンジ。今度はちゃんと演奏がスタートし、大木兄弟が交互に唄う。
ハルくんは気持ちちゃんとしてたが、トモくんはグダグダ。途中で何も悪びれもせずに歌詞カードと思しきA4用紙を出して来て小首を傾げる。
何と演奏している最中なのに紙を王子に見せて何やら相談。
そして、間違えたから2番に戻るという力技を繰り出してしまう。
また、間奏では大木兄弟が2人で右手を組み、左手は頭上にかざしてスキップでグルグル回る、何ともファンシーなダンスタイムが繰り広げられる。私の目にはエプロンいっぱいのチューリップを持つ姿が見え、そこはまるでハウステンボスのよう…。あぁファンシー。

力技でどうにか演奏を終え、トークへ。
地獄の兄弟のあまりのインパクトで終始霞んでいたが、ナボさんはTシャツを実は後ろ前に着ていたことが発覚。首、しんどくなかったのかな。ついでに「どんだけツルツルだよ」といじられてた。
兄弟については、途中のダンスパートについて「回り出したらどっちがどっちかわからなくなったし、何なら一人になるかも…と思った」とのことだが、最終的にはバターになるそうな。
カタルさんに「今日ピエロ先輩は?」と聞いたところ、お友達の結婚式に出ているようで。最初「結婚式」とだけ言ったから「ピエロ先輩結婚すんの!!」とプチ騒動に発展してしまったのも良き思い出なーり。
増子さんは「そこにあるビール好きなだけ呑んでいいから、帰らないでね」と兄弟に釘をさしていたが、彼らはたぶん一言も聞いちゃいない。

6組目は、これまた強烈。ギターウルフのセイジさん、元ニートビーツのシンヤさん、そしてDMBQのリュウイチさん。リュウイチさんが…何か山から降りてきたサイバーな人みたいで。。
で、ヴォーカルは「そろそろ俺も…」と増子さんが担当することに。曲は「不惑 in Life」。
「行けるかーーー!!」と3人に声をかけると、リュウイチさんが小さく「行ける!」と答えたようで、格好と行動の不釣り合いっぷりがまた可笑しく。

いやー、ここはもう。本当に痺れるくらいのかっこよさ。タイトだし、ヒリヒリするしで、この日の中で一番男っぽい演奏だった。セイジさんは背面弾きまで。

しかしトークは基本セイジさんいじりに。
「不惑 in Life」は音源自体にセイジさんが参加しているのだが、今回やるにあたって聴いた時に「何かオレっぽいギターだなぁ。友康こんな風にも弾けるんだー」と完全に記憶から抹殺していたりとか、その時スタジオではジャンプをきめてたとか、リハにも全身レザー、ギターを担いでKAWASAKIのバイクに跨がってやって来たようで、兄ぃたちは「おぉ、向こうからギターウルフがやってくる」と思ったとか。ついでに、そのリハは2回合わせただけでセイジさんが「じゃっ」と帰ってしまったとのこと。すげー。
この話は、基本的にシンヤさんが饒舌に語ってらした。

7組目。何故か上手にはロマンポルシェ。の姿がない。「トイレかねー」なんて言いつつ、進行役は増子さんに。ここまでも凄いメンツだったけど、「今度の人はね、もう土下座しながら聴かないとダメよ」と紹介。
ということで梶芽衣子さん登場。
バックは怒髪天-増子さん。
梶さんは100本くらいの真っ赤なバラの花束を持って来ていて、それを兄ぃに。
で、マイクの前に進んで「今日は怒髪天の歌を練習してきました」と言って「うたのうた」。
何とも言えないド迫力。
袖…というかほぼステージに出てたんだけど、兄ぃは手拍子しながらニッコニコ。
でしょうよ。

トークも軽快。梶さんは元々「唐獅子牡丹」を唄うつもりだったらしいけど「増子さんみたいに唄えないから」ってことで一生懸命「うたのうた」を練習したんだって。
兄ぃは「タランティーノに勝った!!」とガッツポーズ。
梶さんはえっらい饒舌で、「怒髪天の曲には人生に必要なことがすべてつまってる」とか「だから迷ったら怒髪天を聴けば良い」とか大絶賛。もう、4人とも恐縮しまくり。
そしえ、梶さんが持ってきたバラの花束は、何故か最終的に坂さんが持ってた。
バラとおじさん。

9組目は斉藤くん。
何と、王子と2人だけでアコギ2本での「なんかイイな」。
王子の速弾きハンパねー!
そして、やはり斉藤くんは美声すぎる。兄ぃのそれとまた違った印象になってしまい、トーク時に「もうこれ唄えない!!」と言わしめるほど自分のものにしてた。

増子さんと掟さんは「なんかイイな」じゃなくて「凄くイイな」、「確実にイイな」などと曲の印象を語り合う。「オレが唄うとコントっぽくなってしまう」と言ってたけど、そうかなー。
ちなみに斉藤くんは「ベストテンのミラーゲートはこんなに曇ってなかった」とか「初めて怒髪天を観たのがアコースティックセットで、それが凄く良いと思った」とか自由にポワンポワン語ってた。いやー、しかし。たぶん黄色い歓声は一番多かったんじゃないかな。

そして記念すべき10組目は、お面ズ+吉村さん。
ダカさんの後からミラーゲートをくぐって出てきた吉村さんは…一升瓶を抱えていた。そしてそのままラッパ呑み! 周りから「それみんなで呑むヤツだから」と止められても、ニマニマしながらぐいぐい。怖い人!
曲は、そんな酔っぱらいもいるってことで「酒爆」。
わざとなのか何なのか3小節目のメロを1小節目のメロで唄ってて違和感。「またしても先走り〜」と「ショボくれて日が暮れて〜」が同じだったから、およミス? と思ったが、その後ずっとそれで通してたもんで。
あと、「わーすれえぬ」のところは、タロウと社長が横並びだったからどこを指したら良いのかわからずアタフタ。何と言うか…この曲は怒髪天にやってほしかったなという。

演奏後、吉村さんは「もう、ようちゃんは…」と呆れられながらもまた好き放題ラッパ呑み。王子とは幼なじみで一緒に登下校していた仲ということで肩を組む2人。そしてその2つ年下が掟さん。「恐ろしい先輩でした」と振り返る。「吉村さんは下級生をシメる時に金属バットを振り回してた」とか。にしても濃い学校だな。
で、その吉村さんは本日酒を呑むたびに優光さんのメイクに手を入れていたようで、この時点では目のまわりを油性ペンでグリグリ塗られてしまったようだ。あと、吉村さんはニマニマしながら優光さんの髪の毛も触っていた。
この日初めてマイクを握った優光さん。「友達の家にいったら吉村さんがいて…」と昔話を始めたが、聞き取りにくいわ内容がよくわからんわで、掟さんから「何故彼にマイクがないかわかったでしょ」と言われてしまう。
あと、実はケイタイモが何もしていないことが発覚。奥野さんのキーボードの前にいたが、電源は切ってあったようで。そんな芋、「LET IT GO」を「怒髪天も参加してまーす」と宣伝する。

で、レコーディング話に。怒髪天は2日スタジオをとっていたようだが、2日目に「ここすみません、ちょっと他のバンドが使うんで」と大ブースから小さめのブースに移動させられてしまう。で、誰だよB'zか? サザンか?と思ってたらビークルだった、と。お面ズ側の話(前日までいた曽我部さんに頼もうと思って行ってみたら怒髪天に変わってた)しか聞いたことなかったからビックリ。
コーラスをお願いしたところ、増子さんは「英語は絶対イヤ!!」と逃げ腰だったようだが、ダカさんが「LET IT GOの三単語だけですから」と追いすがって実現したとのこと。
増子さんは「もうね、『レリゴー』とちょっとかっこ良く言いましたよ」と楽しげ。英語については自分のシャツに書いてある文言も読めないと言いはり、「これね、アルファベットで読んでるから。エフオーアール…。意味はまったくわかりません」だそう。掟さんが面白がって「これ、実は縦読みなんじゃないですか?」などと言い出す。

演奏はあまり満足ではなかったのだが、トークが面白かったのでヨシ。
タロウはまだエディのまんまだった。

あ、あと吉村さんは「四半世紀」のことを「四世紀半」と言っていたことをダカさんが暴露。450年…。何となくだが、吉村さんはそれくらい普通に生きそうな気がするから怖い。
450年後は、坂さんの遺影を掲げながらやるそうだ。って、坂さん以外はご健在なのか?
by chikacom | 2009-10-30 18:27 |